豊日神社地図

祭神 菅原道真
    大山祇命
 境内に並んでいる石灯籠には天満宮が多く、豊日神社と刻まれているのは一基だけである。
祭神が菅原道真公であること、道真公と所縁(ゆかり)の深い牛の像が拝所の上の石段左右に据えられていること、
鎮座地が天神口であることなどから、当社はかって天満宮であったことが分かる。 
 豊日の称のおこりは、天神は元来カミナリで、稲の妻(いなずま)として稲作に豊饒をもたらす神であった。
ところが平安中期以降になると、道真公の怨霊が雷火と化したと信じられ、天神はもっぱら道真公の神号となった。
後世になると元来の天神を祀る天神社も道真公を祭神となし、社号も天満宮と称したところが各地にみられる。
当社もその例とみなしてよく、創祀(そうし)の時期は道真公の時代以前であったといえる。
 この神社は、朝日、夕日がともに照りつける良い場所に鎮座しているので、豊日といい、天神を祀るので「天神」といわれる。




































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